世界のゲーム業界が集結する！ケルンの「ゲームズコム」

ケルン（ドイツ）

東京ゲームショウと肩を並べる、ゲーマーなら一度は聞いたことがあるゲームの見本市「ゲームズコム」。このイベント、実は毎年ドイツのケルンという町で開催されています。

館内は人で業界者と一般訪問者で溢れかえる

一週間に渡って開かれるこのイベントは、ケルン市内のドイツという地区にある会場で開かれ、ケルン市民にとってはお祭りのような大イベントです。それもそのはず、100万人が住むケルンに、35万人を超える参加者が集まってくるのですから。そのため、イベント間際になると、急に市内がにぎやかになります。イベント期間中は中心街の大通りが歩行天国になり、大規模な野外コンサートが開かれる他、コスプレを来た人たちや好きなゲームのお揃いのTシャツを着たゲーマー集団など、普段は見かけないような人たちが街のいたるところで見かけられます。

大会場で最新版の人気ゲームがプレイできる

家族で楽しめるレトロゲーム

様々な写真撮影用のグッズが用意されているコスプレ村

会場内は、大きく分けるとゲーム界関係者のみのエリア、一般訪問者のエリアと分けられ、さらに一般参加者が楽しめるエリアの中でも、子供や家族連れが安心して楽しめる『ファミリー＆フレンズエリア』やファングッズの販売のみに充てられているグッズ販売会場、コスプレを来た人が集まるコスプレ村から、FIFAやファイナルファンタジーなど誰でも聞いたことがあるようなゲームをプレイできる大きなエリア、それからマニアックなPCのパーツやゲーム用椅子を売るような、ゲーム用品エリアなどが用意されています。

ゲーム用PCの最新パーツを見ることができる

種類が豊富なゲーム用椅子

2017年の注目も、やはりバーチャルリアリティー。

４D型バーチャルリアリティーゲーム

専用ゴーグルをかけてコンソールを持ってプレイするものだけではなく、まだ一般化されていない、うつ伏せになって椅子全体が動く４D体感型のスポーツゲームなど、まさにここでしか体験することのできないゲームも至る所で見かけられました。

超レトロゲーム

その他に注目度が高かったのは、レトロゲーム。最近のレトロゲームの流行に合わせ、初代任天堂などのコンソールゲームだけではなく、60年代のピンボールマシーンなども、来場者がプレイできるように用意されており、これはまるでゲームの博物館。
80年代のコンピューターゲームなど、シンプルすぎてすぐに終わってしまうのに、何故か一度プレイするとハマってしまうものも沢山ありました。自分の世代前のゲームをプレイできるという、普段できない貴重な体験もできました。

YouTubeにゲーム専用チャネルを持つ個人メディア関係者の姿も沢山見られた

ゲームズコムは、ゲームの最新情報をいち早く取り入れ体感したいゲーマーだけではなく、友達や子供とゲームセンターに行く感覚でも気軽に楽しめます。開催中の8月にケルンを訪問する予定があれば、町全体のお祭りムードを楽しむ意味も込めて、ゲームスコムを訪問してみてはいかがでしょうか。ただし、開催期間中の一週間、町中の宿泊施設が数週間前から既に満室になってしまうので、早めの予約をお勧めします。

投稿者：タンジユカリ

ドイツ在住のライター。2013年より、主に海外旅行や海外生活に関する記事を各メディアに提供している。
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