珍しいビールも堪能！美しいグランプラスでビアフェス「ベルギービールウィークエンド」

ブリュッセル（ベルギー）

2018年度で第20回目を迎えたビアフェス、ベルギービールの祭典「Belgian Beer Weekend」は、毎年ブリュッセルのグランプラスで9月初旬に開催されています。

最も美しい広場といわれユネスコ世界遺産にも登録されているグランプラスは、歴史的建造物であるギルドハウスに囲まれ、市庁舎は天に伸びるようにグランプラスの象徴となっています。そんな広場で開催されるこのビアフェスは、世界的にも有名で地元の人から観光客まで多くの人がビールを片手に楽しみます。ちなみに、「ベルギービール」は2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

グランプラスにそびえたつ市庁舎

このビアフェスの初日はベルギービール騎士団のセレモニーやちょっとしたパレードもあり、歴史的なイベントでもあります。かつてはギルド（職人組合）にもビールのギルドがあり、グランプラスにあるかつてのギルドハウスは現在ビール博物館になっています。日本でも同名のビアフェス「ベルギービールウィークエンド（BBW）」が2010年から各地で開催されているので、ご存じの方もおられるかと思いますが、このグランプラスでのビールの祭典が本家本元です！

広場には醸造所ごとに白いとんがりテントが設置される

このビアフェスでは、広場に大きな白いテントが建てられ、参加している約40以上の醸造所の名前が表記されています。合計500種類以上のビールが集結し、各銘柄のオリジナルのグラスでビールを楽しむことができます。海外に進出していない銘柄もあるので、ここに来て初めて出会うビールもあるんですよ。
まずはグラスのデポジットチップを3ユーロをで購入し、トークン（9枚で10ユーロ）も購入します。そのトークンとグラスのデポジットチップをビールを交換して、飲み終わったらグラスを返却してデポジットチップを返してもらい次のビールへと進むシステムです。ちなみに日本のBBWではイベント専用グラスを購入して、そのグラスにビールを注いでもらうシステムです。オリジナルグラスで飲めないのは残念ですが、イベントオリジナルグラスは持ち帰れるので好評です。

バンドも会場を練り歩き場を盛り上げる

会場内では管楽器やドラムを持ったバンドが練り歩きながら演奏していて場を盛り上げます。ブリュッセルは国際色豊かな都市でもあり、世界中から集まったビール好きの人たちとの気さくなコミュニケーションもこのイベントの醍醐味です。

中世をイメージさせるようなデザインのグラスが素敵！

この中世を想わせるようなグラスが素敵すぎて、欲しい！と思いましたが、グラスの持ち帰りは禁止です。ビールショップで購入するしかないのですが、こういう珍しい素敵なグラスとの出会いも嬉しいですよね。

目立っていた緑色のライムフレーバーのフルーツビール

この緑色のフルーツビールは珍しく初めてでした！ライムのフレーバーでしたが、これを持っていると数人から「それは何？」と聞かれました。普段飲めないビールを味わえるのも、このイベントならでは。もちろん500種類を3日間で制覇することは不可能なので、飲んだことのない珍しそうなビールに焦点を当て、美味しかったら自分のお気に入りに加える良い機会となりますよ。

投稿者：ベル通スタッフ

ベルギーの生活・観光情報を「ベル通」サイトにて発信中。ベルギーでのイベントやカフェ・レストランなど、様々な情報を現地よりご紹介しています。ベルギーは歴史的建造物やアートにファッションだけでなく、美食の国としても知られ、ベルギービールやチョコレートなど魅力的なもので溢れているので、日本の皆さんにぜひ実感して頂けるように日々活動しています。

HP：http://www.bel2.jp/
ブログ：https://ameblo.jp/bel2blog
Twitter：https://twitter.com/bel2info
Facebook：https://www.facebook.com/Bel2.jp
Instagram：https://www.instagram.com/bel2.jp_info/