セナやシューマッハも優勝した!大迫力のマカオ公道レース「マカオグランプリ」

マカオ(北区マカオ半島側)

マカオと言えばカジノが有名ですが、街中が盛り上がる一番のイベントがマカオグランプリ。公道をレースカーが爆音とともに走り抜ける大迫力のレースです。始まりは1954年で、なんと64年連続開催。マカオは中国の珠海と陸続きで世界遺産が多く集まるマカオ半島と、離島で近年大型ホテルが開発され発展著しい離島側(タイパ、コタイ、コロネア)で成り立ってますが、レースが行われるのはマカオ半島。フェリーターミナルの目の前がスタート地点で、コントロールタワーやパドック、スタンドが設置されます。練習2日間、レース2日間の日程で、バイクやツーリングカー、F3のレースが行われます。

ストレートで道幅14メートルと一番広いエリア

ストレートで道幅14メートルと一番広いエリア

1週が6.2キロのコースですが、特徴はとにかく道幅が狭い!(7 – 14メートル) それだけにドライバーのテクニックが要求されます。有名なF1ドライバーのセナやシューマッハはF1の公道レース、モナコグランプリを得意としていましたが、F3時代にマカオで優勝経験があるんです。それだけでなく将来のF1ドライバーが沢山出場しますので、世界中からファンが集まってきます。観戦するには、スタンドチケットを購入するか、レースが見えるホテルやレストランに行く、自由に見えるスポットを陣取るの3つです。

キンキラのホテルグランドリスボア

キンキラのホテルグランドリスボア

スタンドの中でも人気が、リスボアホテルの横にある全席指定のリスボアスタンド。

リスボアスタンドの入り口

リスボアスタンドの入り口

スタートして、ストレートから一気に90度曲がるリスボアコーナーは、急ブレーキ急カーブで接触がよく起きます。

ツーリングカーレースはいきなり大クラッシュ

ツーリングカーレースはいきなり大クラッシュ

最終日のこの日もツーリングカーがいきなり何台もクラッシュ。

名物のリスボアクレーン

名物のリスボアクレーン

動けなくなった車が名物のクレーンで無事除去されると、拍手喝采です。スタンド前の大画面にはストレートで路肩に接触した車が宙返りの大事故に。

動画:ストレートで車が宙返り

除去作業などで時間がかかり、ツーリングカーの決勝は数周残して終了になってしまいました。
最終レースのF3決勝を控えスタンドは盛り上がっていきます。

動画:スタートしてからリスボアコーナーへ

いよいよ15周のレースのスタート。抜きにくいコースなのでコーナー前に前に出ようとバトルがあります。接触すると破片を除去するまでセーフティーカーが入って追い抜き禁止に。

動画:セーフティーカーが入ってゆっくりペースに

必然的に差は縮まり、各車ゆっくり周回していきます。

動画:リスボアコーナーでスピン

リスボアコーナーでスピンした車が、後続と接触しないかヒヤヒヤすることも!

動画:残り2周!

スリリングで大興奮の体験ができます!

profile_honyorker投稿者:ホンヨーカー

香港に住んで10年。今は米国と半分ずつの生活です。面白い現地の情報をお届けしています。



●開催データ
国名 マカオ
都市名(地域名) 北区(マカオ半島側)
イベント名(日本語表記) マカオグランプリ
イベント名(現地語表記) Macau Grand Prix
開催時期 毎年11月中旬(2016/11/17 – 20・2017/11/16 – 19)
初回開催年 1954年
来場者人数(規模感) 約8万人
アクセス マカオ半島のフェリーターミナル正面
主催する団体(名称) マカオ政府スポーツ局
公式ホームページURL http://www.macau.grandprix.gov.mo/gp/64/home/
料金 50 ~ 900パタカ
予約 6月上旬より予約開始
知名度 ★★★★☆
おもしろ度 ★★★★★
開催場所(主な会場) マカオフェリーターミナル前のグランドスタンド
開催場所(住所) Edificio Do Grande Premio, Avenida da Amizade, no.207-313, Macau, Macau