アユタヤ(タイ)
タイの首都バンコクを北へ約80キロ、アユタヤはかつて繁栄したアユタヤ王朝時代の都がおかれた町です。現在でも当時の遺跡が数多く残されており、1991年にはユネスコの世界文化遺産に登録されました。
バンコクからは鉄道利用で約2時間、自動車ならば1時間程度で行くことが出来ます。“気軽に訪れることができる世界遺産”ということでバンコクからの日帰り旅行も大変人気があります。
この古都アユタヤの世界遺産登録を記念するお祭りが毎年12月に開催されます。アユタヤ歴史公園を中心に、いくつかの遺跡の敷地内などで各種イベントが催されます。
まるでアユタヤの遺跡群全体が会場となっているかのような大規模なイベントです。この「アユタヤ世界遺産祭り」の目玉は歴史公園内に在るワット・マハタートで夜に行われる“ライト&サウンドショー”です。ライトアップされた遺跡群を背景に、壮大なスケールでタイの歴史劇が演じられます。
象による戦闘シーンは迫力満点です。バンコクにある数多くの旅行会社が企画する日帰りツアーなどでもこの“ライト&サウンドショー”がツアーのメインイベントとして扱われています。
ところが、このショーを個人で観覧しようとすると、旅行者はその日の内にバンコクへ戻ることが出来ません。ショーの終演時間には鉄道、バス、ロットゥー含む全ての交通機関が終了しているからです。旅行スケジュールがタイトである場合、一泊してでも観るべきものかどうか迷うところかもしれません。
しかし、この「アユタヤ世界遺産祭り」、夜のショーを観ることが出来なくても実は結構楽しめます。公式には祭りの開始時間は16:00とされているのですが、昼間から夕方の時間帯でも、タイの伝統や文化を伝えるイベントなどが各場所で行われておりこれを見物することができます。また、無数に並ぶ屋台群を買い物などしながら歩き回ったりするのも楽しいでしょう。世界遺産の遺跡群の中にぎっしりと屋台が並んでいる光景には驚かされてしまうかもしれません。
イベント会場である歴史公園内の移動にはレンタサイクルの利用が便利です。屋台が並ぶ通りや遺跡の敷地内などにも入っていける場所があるのでバイクよりも自転車のほうがオススメです。道行く人のすぐ脇を巨大な象が歩いて通ったりするなど、日本ではまずあり得ないようなことも起こります。
「アユタヤ世界遺産祭り」の公式開始時間は16:00から。ワット・マハタートの“ライト&サウンドショー”は19:00からと21:00からの2部制です。ツアーに参加して壮大なナイトショーを観るのも良いし、個人で行って遺跡群内の巨大マーケットを歩き回るのも良い、様々な楽しみ方が出来るイベントだと思います。
動画:車や歩行者のすぐ脇を歩く象。
投稿者:もじゃ タイ在住7年目。タイ料理好き。屋台好き。酒好き。和食を全く必要としない、かなりタイ化した日本人(タイ語は全然話せないのですが)。街の路地裏を徘徊するのが趣味。基本的に単独行動派。現在、子育て奮闘中です。
●開催データ | |
国名 | タイ |
都市名(地域名) | アユタヤ |
イベント名(日本語表記) | アユタヤ世界遺産祭り |
イベント名(現地語表記または英文名) | Ayutthaya World Heritagesite Celebration |
開催時期(前回開催・次回開催) | <2017年>12月15日~24日 毎年12月の開催。来年度の詳細は未定。 |
初回開催年 | 1991年ユネスコ世界遺産登録以降。 |
来場者人数(規模感) | アユタヤ遺跡の各所で開催 |
アクセス | バンコクから鉄道で2時間。ロットゥー(乗合いバン)で1時間程度、ワット・マハタート等歴史公園内各所でイベントあり |
主催する団体(名称) | -(情報提供 タイ国政府観光庁) |
公式ホームページURL | https://www.thailandtravel.or.jp/ayutthaya-world-heritagesite-celebration/ |
料金 | イベントによる。ワット・マハタートで行われる「光と音のショー」は200バーツ |
予約 | 不要 |
知名度 | ☆☆☆☆☆5 |
おもしろ度 | ☆☆☆☆☆5 |
開催場所(主な会場) | アユタヤ歴史公園(ワット・マハタート) |
開催場所(住所) | Tha Wa Su Kri, プラナコーンシーアユッタヤー アユタヤ県 13000 |