コペンハーゲンとその郊外(デンマーク)
サンタクロースは夏の間何をしてる?どんな格好?サンタクロースはフィンランドにしかいないんじゃない?その謎を解いてくれるイベントが夏のコペンハーゲンで開かれます。その名も、世界サンタクロース会議!
さわやかな夏の午前中、海辺に続々と現れる赤い服の集団。彼らは派手なトラック、消防車、バスやバイクに乗ってやってきます。トナカイのそりではないのです!それがまさしく夏を楽しむサンタクロースの姿。
洋服こそ、イメージ通りの赤いものなのですが、クリスマスの落ち着いたものとは打って変わり、青空の下で見る彼らはとてもはじけている印象です。そしてアメリカ、フランス、香港など世界各地からやってきています。フィンランドだけじゃないんですね。日本から来たサンタクロースもいました。
この日のプログラムは海で遊び、浜辺でビーチバレー、そして主会場である遊園地 Bakken で子どもたちと触れ合い、会議を行うというものでした。
7月下旬とはいえ北欧の海はそんなに温かくないものの、水の中で戯れ合うサンタクロース。そしてビーチバレーで大盛り上がりのサンタクロース。写真には気軽に応じてくれるサンタクロース。どの姿も、これまでのサンタクロースの印象を覆すものでした。見ているとこちらまで満面の笑顔になってしまいます。サンタクロースの相棒でもある妖精たちもとても楽しそう。
この世界サンタクロース会議は1957年から開かれている、世界で最も古いサンタクロース会議だそうです。(他にも同じようなイベントがあることも驚きですが。)通常は3日間の日程で、主会場の Bakken を中心に、パレードを行ったり、来場者とのフォトセッションが開かれたりします。
ちなみに前述の浜辺は、アルネヤコブセンがデザインしたベルビューシアターやレストランなどがある場所ですので、併せてご覧になるのもいいかもしれません。ただこちらは郊外となるため、もし行きづらいという方は期間中1度コペンハーゲン中心部のショッピングストリート、ストロイエ(Strøget)でパレードが行われますので、ぜひ出かけてみてください。滅多に会うことのできないサンタクロースの集団に会うと、子どもの頃の気持ちを思い出して大人でもドキドキしてしまいます。お子様を連れて出かけると、喜ぶこと間違いなしでしょう。親子で一緒に感動を味わえるのがいいですね。
2017年は会議60周年の記念の年となるため、会期は4日間となるそうです。例年より多くのイベントが用意されているようなので、スケジュールをチェックして真夏に珍しいクリスマス気分を味わってみてください。
投稿者:さわまど デンマーク在住。長年の海外住まいを生かして、現地の生きた情報を提供していきます。
●開催データ | |
国名 | デンマーク |
都市名(地域名) | コペンハーゲンとその郊外 |
イベント名(日本語) | 世界サンタクロース会議 |
イベント名(現地語) | Julemændenes Verdenskongres |
開催時期(前回開催) | 前回:2016年7月18日〜20日、次回:2017年7月24日〜27日 |
初回開催年 | 1957年 |
来場者人数(規模感) | 約1000人 |
アクセス | 主会場:最寄り駅 Klampenborg までコペンハーゲン中央駅からS-tog C線、または普通列車REで20分 |
主催団体(名称) | Dyrehavsbakken |
公式ホームページ | http://www.worldsantaclauscongress.com/da/ |
料金 | 不要 |
予約 | 不要 |
知名度 | ☆☆☆★★ |
おもしろ度 | ☆☆☆☆☆ |
開催場所(主な会場) | Dyrehavsbakken |
開催場所(住所) | Dyrehavevej 62, 2930 Klampenborg |