東南アジア最大級の規模！超混雑のカウントダウンイベント

バンコク（タイ）

クリスマスが過ぎればもうすぐに新年です。2大イベントが続くこの時期ですが、タイの首都バンコクではクリスマスとHappy New Yearを一つにまとめた形でのイベントがいくつも開催され、街の各所は華やかなイルミネーションで彩られます。そして年末大晦日、バンコク都内の数箇所では大規模なカウントダウンイベントが開催されます。

AIS Bangkok Countdown 2018　※ＡＩＳはタイ最大の通信事業会社

その中で最大の規模を誇るのが高架鉄道（BTS）チッドロム駅からすぐ近く、巨大商業施設セントラル・ワールド前の広場を中心に行われる　「AIS バンコクカウントダウン」です。毎年、0時前後の数分間に数万発の花火が打ち上げられるといわれる、東南アジアでも最大級の迫力あるカウントダウンイベントです。

2017年12月31日夜、セントラル・ワールド前を南北にはしるラチャダムリ通りは警察によって交通規制がなされていました。普段から交通量の多いラチャダムリ通りですが、この日は車両の進入が禁止され、車道上には多くの人々がにぎわっています。

この日、ラチャダムリー通りは人で埋め尽くされます。

会場のはるか手前から既に大混雑。

メインステージのあるセントラル・ワールドに向かって進んでいくと、人間の密集度は更に増していきます。途中、警察の車両が並んでおり、ここで一回目のセキュリティチェックを受けました。担当する警察官にとっても、これだけの大群衆を相手にするのはとても大変な仕事のようです。指示通りに動かない観光客に怒鳴っている警官もいました。

厳しいセキュリティチェック。

チェックを終えて先に進みます。メインステージのあるセントラル・ワールドの方向からはベースギターの重低音が響いてきます。バンドが演奏をしているようです。ここまで来ると地面に座り込んで”場所取り？”をする人が目立ってきます。このままここで年越しの瞬間を待つのでしょう。
更に先に進みます。すると今度は本格的な二回目のセキュリティチェックのポイントがありました。金属探知機のチェックを受けて、持っている液体物は全て没収されます。空港でのセキュリティチェックと同じ感じです。

二度目のセキュリティチェック。

ここから先は液体物の持ち込み禁止。空港みたい。

さぁ、ステージが近づいてきました。大型のモニターなども複数設置されていて、まるでライブ会場のような雰囲気です。タイの有名アーティストが多数出演しているそうです。

中央ステージ近く。身動きとれない程の混雑。

さて、ここまで来るとあまりの人口密度で自由に身動きが取れなくなってきます。手持ちの飲み物も既に没収されており、また、この場所で新たに買い物をすることも困難です。一応、セブンイレブンがあるのを確認しましたが、その入り口ドアからは人間が溢れ出ており店に入って行くのは難しそうです。つまりお酒を飲みながらイイ気分で年を越すことは出来ない、ということです。

ラチャダムリー通りのコンビニ。文字どおり人が溢れて出ています。

トイレバス。

そう考えると急に”はたしてこの場所にいる意味があるのか？”という疑問が生じてきました。スピーカーからガンガン響いてくる音楽も、ステージ上の人物のアジテーション？もだんだん不快に感じられてきました。同じ様なことを考える人も多いようで、中心部から離脱しようとする人の流れが出来ています。
私もこの流れに乗って行こうと思ったのですが、今度は、外から入ってくる別の流れと衝突し、更なるカオス状態に・・・。

ようやく外へ離脱。

会場周辺で帰りのタクシーを拾うのはほぼ不可能（ＢＴＳは深夜も動いています）。

グチャグチャの人混みにもまれながら少しずつ後退し、ようやく少しだけ身動きが取れる程の場所まで出たところで花火が上がり始めました。見事な花火でした。年越しの瞬間がいつだったのか分からぬまま、いつのまにか2018年となっていました。
これだけの人数が一箇所に集まって大騒ぎする機会はそう無いのではないでしょうか。とにかく馬鹿騒ぎがしたい人にはオススメです。一度見てみる価値はあると思います。なお、小さなお子様連れで行くのは絶対に止めた方が良いでしょう。

投稿者：もじゃ
タイ在住7年目。タイ料理好き。屋台好き。酒好き。和食を全く必要としない、かなりタイ化した日本人（タイ語は全然話せないのですが）。街の路地裏を徘徊するのが趣味。基本的に単独行動派。現在、子育て奮闘中です。