タイ(バンコク)
タイが親日国であることは広く知られています。バンコクの街中を歩けば無数の日本語表記が目に飛び込んできます。日本食レストランやラーメン屋さんなど日本に関係する店は本当にたくさんあります。バンコク在住の日本人が多く住むスクンビット地区では、ほとんど日本に居るのと変わらない生活が出来てしまうほどです。
また、日本語や日本の文化を勉強するタイの若者も多く存在します。彼らの多くはアニメやマンガ、音楽など日本のポップカルチャーに強い興味・関心を持っているようです。近年では、若者ばかりでなく年代を越えた多くのタイ人が日本各地への旅行をしています。
このように良好な関係をもつ両国の文化交流の場として、また、日本企業のアジア進出の機会を提供する場として、カルチャー&ビジネス両面での交流をより深めることをねらいとして始まったイベントが「ジャパンエキスポ タイランド」です。
2014年に初開催されたばかりのまだまだ新しいイベントですが、例年50万人以上の集客数を誇るアジア最大級のオールジャパンイベントとなりました。
メイン会場となるのはバンコクのショッピング地区、大型商業施設が集まるセントラルワールドプラザ前の広場です。ここに大型ステージが2基設置され、さらに飲食屋台やアニメやマンガ関係の出店が立ち並びます。ちなみに今年(*2018年)は3日間で53万人の来場があったとアナウンスされています。
会場は様々なコスプレ衣装を身にまとったタイと日本の若者でごった返しており、また、その様なコスプレイヤーの写真を取ろうと集まった“オタク”風青年などが多数いました。あらゆる場所でミニ写真撮影会が開かれていて、本人たちは非常に楽しそうです。一瞬、ここは秋葉原か?などと錯覚しそうになりました。オタクパワーの凄まじさは世界共通の様です。
ステージ上では有名無名のアーティストが歌って踊っています。舞台下にはタイ人のファンが集まって妙な踊りをしながら何か叫んでいます。これは日本式の声援の仕方なのでしょうか。よく分かりませんが、当人達はやはりかなり楽しそうです。客席後方にはタイのメディアのカメラが多数並んでいてこのイベントの注目度の高さを感じました。
動画:「ジャパンエキスポ タイランド」ステージとファンたちの様子
飲食ブースには日本のお祭りの定番屋台などが並んでいます。たこ焼き、焼きそば、リンゴあめ等々。
「ガリガリ君」のコーナーでは無料でアイスを配っており、行列が出来ています。そういえば、会場にいたかなり多くの人々がガリガリ君を食べていた印象があります。タイでも人気があるようです。
その他、日本の焼酎やタイのビールが飲める屋台もありました。飲食面に関してもなかなか充実したイベントだったと思います。
屋外会場の雰囲気は完全に“オタク”系の人々のイベントといった感じですが、建物内部のインドアスペースでは日本への留学案内フェアやビジネスネットワーキングのための場所提供など“真面目な”企画も行われています。出演アーティストなどにかかわらず、外国人から見た日本の印象を知ることがでる、興味深いイベントだったと思います。
投稿者:もじゃ タイ在住7年目。タイ料理好き。屋台好き。酒好き。和食を全く必要としない、かなりタイ化した日本人(タイ語は全然話せないのですが)。街の路地裏を徘徊するのが趣味。基本的に単独行動派。現在、子育て奮闘中です。
●開催データ | |
国名 | タイ王国 |
都市名(地域名) | バンコク |
イベント名(日本語) | ジャパンエキスポ・タイランド |
イベント名(現地語または英文) | JAPAN EXPO THAILAND |
開催時期 | 毎年1月もしくは2月に3日間、2018年は1月26日~28日 |
初回開催年 | 2014年 |
来場者人数(規模感) | 53万人(2018年)主催者発表 |
アクセス | BTS(スカイトレイン)チッドロム駅、サイアム駅から徒歩10分程度 |
主催する団体(名称) | ジーユークリエイティヴ |
公式ホームページURL | www.japanexpothailand.com |
料金 | なし |
予約 | なし |
知名度 | ★★★★★ |
おもしろ度 | ★★★☆☆ |
開催場所(主な会場) | CentralWorld,Bangkok セントラルワールドプラザ |
開催場所(住所) | 99/9 RAMA1 ROAD,PATHUMWAN, BANGKOK 10330 |