レモン＆オレンジの香りに包まれる！南仏の街マントン「レモン祭り」

マントン（フランス）

南仏のカーニバルと言えばニースが有名ですが、例年ほぼ同じ時期にマントンのレモン祭りも行われます。（今年はニースのカーニバルも2017年2月11日から26日までと日程同じ）

庭園　レモン祭り会場の様子

ニースのカーニバルと比べるとパレードの規模は確かに小規模とはなりますが、小規模だからこそ観客席により近く、より一層身近にパレードを楽しめます。

パレード昼

パレード昼

パレード夜

パレード夜

パレードの他にもテーマに沿って創られたオブジェが立ち並ぶ庭園は見もの。なんとこちらのオブジェは最大145トンにも及ぶレモンやオレンジで出来ていて、近くを通りかかると柑橘系の芳しい香りが漂ってきます。レモンの街マントンの空気を胸一杯に感じ、夢心地。パレードもさることながら、こちらの庭園オブジェも見応えあり！

庭園

庭園

庭園

2017年で84回目を数えるマントンのFête du citron（フェット・ドゥ・シトロン、レモン祭り）。今年のテーマは「Broadway（ブロードウェイ）」。2013年から2015年はフランス人作家、Jules Verne（ジュール・ヴェルヌ）の作品をモチーフにした3部作でしたが、それに引き続き、今回は昨年のテーマであった「 Cineccittà （チネチッタ）」からまた新たに始まったシリーズ3部作の第2部。舞台はイタリアから大西洋を渡り、ニューヨークへ。1930年代から現在に至る「雨に唄えば」、「メアリー・ポピンズ」、「オズの魔法使い」や「Ｃａｔｓ」など有名なミュージカル作品の舞台の幕がこの南仏の街マントンで上がります。

2017年パンフレット　今年のテーマは「Broadway（ブロードウェイ）」

レモン祭り2016年のテーマは「 Cineccittà （チネチッタ）」

知っ得情報
＊パレードのある日や土日は大変混雑します。特にお車やバスでご来場の方はお気をつけ下さい。マントン市全体が朝から大渋滞、通行止めも多く、駐車場もなかなか見つかりません・・・。
＊庭園内で「citronnade（シトロナード）」（有料）を飲むことができます。citronnade（シトロナード）とはレモン・冷たい水・砂糖とシンプルなレシピながら、とっても美味。私筆者はここでこれを飲んで以来しばらくはまってしまいました。。
＊パレードをゆっくりご覧になりたい方はスタンド席予約をお勧めしますが、立見席の場合は早めに（昼間のパレードの場合はかなり早めに）行って最前列を確保できれば、本当に目の前で（手を伸ばせば触れるくらいの距離）パレードを楽しむことが出来ます。但し、confetti（コンフェティ）と呼ばれる紙吹雪が大量に降りかかって頭や洋服、更にはバックの中まで紙吹雪だらけになりますのでご注意を！
＊オブジェに使用されたレモン・オレンジはレモン祭り終了後、解体され、マントンの旅行案内所（office de tourisme de Menton）前にて格安で販売されます。天候によって変わる事もありますが、例年祭り終了後の翌日辺りから売切れるまで（大体2日ほどで売り切れるようです）販売されます。販売日程についてはホームページにて告知されます。購入時はキロ単位で売られますのでお気をつけ下さい。以前、筆者が購入した際、欲張ってレモン・オレンジ合わせて5キロ程購入したら・・・、帰り道かなり重くて大変でした・・・。周りを見てたら大量購入する方はキャリーカート持参していました。中には業者かな？というくらい大量購入（恐らく数十キロ単位購入）している方も。オブジェに使用された後で中には多少痛んでるものもありますのでご了承ください。

正規案内による情報
＊庭園の先行公開が2/10（金）20：30～行われます。翌日2/11（土）からが本公開ですが、この日の庭園公開は14時からとなりますのでお気を付け下さい。
＊2/16（木）、2/23（木）の夜のパレード終了後、花火が上がります。
＊レモン祭り開催中、マントンの旅行案内所すぐ横のPalais de l’Europeでラン（花）祭りが行われます。こちらは入場無料です。

投稿者：Reimany

2003年よりフランス在住。２児の母。配偶者がマリンスポーツやウィンタースポーツ等をするので本人の意思に関係なく多少知識はあります（笑）。