南オーストラリア州アデレード(オーストラリア)
アート・陶芸・クラフト・写真様々なアーティストの分類がありますが、ここ南オーストラリア州はそれらのアーティストを育成・発掘するためのプログラムが多く用意されています。
その中でも一番大きなイベントがこのSALA(南オーストラリア・リビング・アーティスト)フェスティバル。このフェスティバルに参加するということがアーティストの名前を地域に広めるのに、また新しいアーティストの発掘に一役買っています。(参加アーティストには)イベントのユニークなところは参加アーティストが展示会場を自ら手配するという点。
会場が見つかり大まかな展示内容が決まればあとはSALAフェスティバルの事務局へ参加の申し込みをすれば完了となります。参加人数の制限などがないために締め切りまでに申し込みをすればプロ・アマチュア問わず参加することが可能。写真とクラフトとコラボした作品などなんでも参加ができるので自分の作品を公開するには最適なイベントと言えるでしょう。
このイベントに参加することでプロモーションはSALA事務局が管轄をするので個人でのプロモーションをする時間を作品制作に費やすことができます。(作品の観覧者には)地元新聞社の協賛で、A3サイズの50ページにも渡るカタログにはアーティストの名前・種類・開催場所などが細かく書かれており観覧希望者は、そのカタログを参考にしながら自分なりの観覧ツアーをすることもできます。
市内から遠方の開催場所については観覧用のツアーバスが用意されており、そのバスを利用して観覧することができるようになっています。各会場にはSALA事務局で配布するステッカーが貼りつけられそれらを目印に訪ねることも可能。また期間中には、アーティスト・フォーラムが開催され、アーティストがこれからの南オーストラリア州のアートの想いなどを語るイベントも行われます。今年はイベント自体が大きなものとなり多くのアーティストの参加となりました。
また市内中心部には新たな試みとして貨物車両をアーティストのワークルームとして開放し、アーティストの作業風景がそこで観覧するできるようになりました。アートは同じものが一つとしてないということはこのイベントでも明確となり、一人一人の個性がこのイベントの成功にも繋がります。
投稿者:さくら麻美 豪州で英語学校終了後、フォトグラフを学び、現在は日本のメディアや地元でのスポーツイベントでフォトグラファーとして活動中。その傍ら、日本からの研修学生のサポートや、更には人材育成を学び、コンサルタントとしての活動をスタート。また旅行ブログでオーストラリア事情を発信中 Facebook:https://www.facebook.com/ChieryCerry Instagram:https://www.instagram.com/sakura_photomuseum/
●開催データ | |
国名 | オーストラリア |
都市名(地域名) | 南オーストラリア州 |
イベント名(日本語) | 南オーストラリア・リビング・アーティスト フェスティバル |
イベント名(現地語) | SALA (South Australia Living Artists Festival) |
開催時期(前回開催) | 2016年8月 2017年も8月開催予定 |
初回開催年 | 1998年 |
来場者人数(規模感) | 参加アーティスト 約600団体(来場者数は不明) |
アクセス | シドニーから飛行機で約2時間、アデレード空港から開催地アデレード市内地までは車で約15分 |
主催団体(名称) | 南オーストラリア州 |
公式ホームページ | https://www.salafestival.com/ |
料金 | アーティストとしての参加は参加費要・会場費実費 また観覧は基本無料だが、観覧バスツアーやワークショップは一部有料 |
予約 | 予約は不要 |
知名度 | ★★★★☆ |
おもしろ度 | ★★★★☆ |
開催場所(主な会場) | アデレード市内、市街地 |
開催場所(住所) | Victoria Square, Grote Street, Adelaide, SA |