アデレード(オーストラリア)
オーストラリア国内で個人でクラシックカーの保有者が最も多いとされる南オーストラリア。それだけに車マニアが多いのです。
毎年開催されているこのパレードは、隔年でエントリーできる車が変わります。昨年はClassic(1956年1月から1981年12月までの間に製造された車)、今年はRun(1959年までに製造された車)。参加者は南オーストラリア州だけではなく、各州から集まってきます。
あらかじめエントリーされた1750台の車がウェストビーチをスタート、緩やかな山道を走りフィニッシュラインのバードウッドまで走ります。
スタート地点朝6時、すでに参加者の車が続々と会場に入ってきます。またそれらの車を一目見ようと車ファンが多く集まります。
動画:スタート!
今年はセダン型の車が多かったのが印象的。また一般車だけではなく、警察やRAA(日本でいうところのJAF)で活躍した車たちも参加、パレードの先頭を切ります。
会場内では一台だけ車が売られていました!南オーストラリア州は車検制度というものがない、また車の売買が個人でできます。
オーストラリアでは、フォルクスワーゲンがいまだに人気で、この会場では変わった色のバンを見かけました。やはりサーフボードを載せていました。
トラックも一般車と同様に走ります。オーストラリアのトラックは大きくて派手な色のものが多い印象です。今回のパレードでは赤いトラックが目立っていました。トヨタのトラックも現役のようです。
中にはレトロな車に合わせてオールドファッションを身にまとった運転手の姿も。このパレードの人気は車だけではなく、このファッションにもこだわる人が多いのが特徴です。
スタートから約1時間半後、車がフィニッシュラインに到着。沿道にはパレードを見ようと人が集まっています。
動画:群衆
数時間をかけて車をどれだけ丁寧に世話をしているかの判定に入ります。結果を待っている間は自動車博物館を見学やショッピングをすることができます。会場には中古服屋さんも並んでいます。
イベントの最後は判定の結果。優勝したカップルは車に合わせてファッションにもこだわっていました。
スタート地点で車を見るのも楽しいですが、一足先にフィニッシュラインに行ってパレードが来るのを待つのがお勧めです。普段はなかなか見ることのできない中古車のパレードは見ごたえ十分です。
投稿者:さくら麻美 豪州で英語学校終了後、フォトグラフを学び、現在は日本のメディアや地元でのスポーツイベントでフォトグラファーとして活動中。その傍ら、日本からの研修学生のサポートや、更には人材育成を学び、コンサルタントとしての活動をスタート。また旅行ブログでオーストラリア事情を発信中 Facebook:https://www.facebook.com/ChieryCerry Instagram:https://www.instagram.com/sakura_photomuseum/
●開催データ | |
国名 | オーストラリア |
都市名(地域名) | アデレード |
イベント名(日本語) | ベイ・トゥ・バードウッド |
イベント名(現地語) | Bay to Birdwood |
開催時期(前回開催) | 2017年9月24日 2018年9月 |
初回開催年 | 1980年 |
来場者人数(規模感) | フィニッシュラインのフェスティバルでは7000人強 |
アクセス | スタート地点West beachはシティからバスで40分 フィニッシュ地点までは車が必要(公共交通機関なし) |
主催団体(名称) | National Motor Museum / Federation of Historic Motoring Clubs Inc |
公式ホームページ | http://baytobirdwood.com.au/ |
料金 | 見学(無料)、ゴール地点でのフェスティバル参加費 大人20豪ドル 学生15豪ドル(自動車博物館入場料含む) |
予約 | 見学は予約不要 |
知名度 | ★★★★☆ |
おもしろ度 | ★★★★☆ |
開催場所(主な会場) | スタート地点:Barratt Reserve(West beach) フィニッシュ地点:National Motor Museum grounds (Birdwood) |
開催場所(住所) | スタート:Barratt Reserve, Military Road West Beach フィニッシュ:National motor museum, Shannon street, Birdwood |