香港(中国)
中国では旧正月の新年に爆竹を鳴らしてお祝いをしますが、香港では禁止されているため、それに代わっての花火で新年を祝います。
場所は100万ドルの夜景が望めるビクトリアハーバー。湾の中に停泊された船から打ち上げられます。ここでは毎日午後8時から数々の高層ビルがライトアップされ、レーザーが飛び交う音楽のショー「シンフォニー・オブ・ライツ」が行われます。この「世界で最も長期間継続されている大規模な光と音のショー」としてギネスブックに認定されているショーに、花火が追加されるんです。観戦スポットは数多くありますが、一番人気は九龍半島の先端、「尖沙咀(チムシャーツイ)」のウォーターフロントにあるプロムナードのアベニュー・オブ・スターズ。高層ビルが集まる香港島の中心、「中環(セントラル)」の対岸です。
花火は旧正月の翌日の午後8時から始まるのですが、特等席から花火を見ようと多くの人や船が数時間前から集まってきます。
周辺の高層ビルや住宅から楽しむ人も多く、鑑賞する人は全部で50万人とも。
湾に浮かぶクルーズ船から、花火と一緒に食事やカクテルを楽しむツアーは大人気で早めの予約が必要。またこの時期のホテルの花火が望める部屋は、少々値段が高めに設定されます。香港では中国の建国記念日にあたる10月1日の国慶節や、正月のカウントダウンも花火がありますが、この旧正月の花火はそれよりも大規模。全部で2万4千発前後が打ち上げられます。
日本の花火は一つ一つの花火の形を楽しむ風情を重視したものですが、こちらは一度に多くの花火が打ちあがり轟音が鳴り響くド迫力系。
最後はまさに爆竹のよう。
時間にしては25分前後ですが、花火の音と音楽、完成でかなり盛り上がります。
投稿者:ホンヨーカー 香港に住んで10年。今は米国と半分ずつの生活です。面白い現地の情報をお届けしています。
●開催データ | |
国名 | 中国 |
都市名(地域名) | 香港 |
イベント名(日本語) | 春節花火 |
イベント名(現地語) | Hong Kong Lunar New Year Fireworks |
開催時期(前回開催) | 2017年1月29日 2018年は2月17日 |
初回開催年 | 1982年 |
来場者人数(規模感) | 50万人 |
アクセス | 香港の中心、ビクトリアハーバーが望める海沿い |
主催団体(名称) | 香港政府 |
公式ホームページ | https://www.gov.hk/en/residents/ |
料金 | 無料 |
予約 | 不要 |
知名度 | ★★★★★ |
おもしろ度 | ★★★★☆ |
開催場所(主な会場) | ビクトリアハーバーの船上3か所から |
見学場所 | Avenue of Stars, Tsim Sha Tsui, 香港 |