年々拡大するアジア最大の芸術の祭典「アート・バーゼル 香港」

香港（中国）

アート・バーゼル香港は、1970年にスイスのバーゼルでスタートしたモダンコンテンポラリーアート展示会のアジア版です。スイスのUBS銀行がメインスポンサー。世界の30ヵ国以上から250近いギャラリーが作品を展示します。入場者はアートファンだけでなく、アーティストやコレクター、世界中の美術館ディレクターなどが訪れます。

日程は3月下旬の3日間。一般公開に先駆けて2日間、招待客向けの展示があるのですが、毎年そこで1億円を超える売買がすぐ成立しちゃうバブリーな展示会なんです。

アートバゼルのガイドブック

香港という場所がらか日本からの出展も多く、人気の展示品は写真を撮る人が群がります。

人気の奈良美智

香港でも人気、奈良美智の作品です。
実は美術館が無い香港ですが、この展示会は立派な美術館！　コレクターや現代芸術ファンだけでなく地元の人にも人気で、始まってまだ5回なのですが、年々規模が大きくなっています。

繁体字アート

繁体字のこんなアートも香港ならでは。

丸いビートルはさらに真ん丸に

これは車（フォルクスワーゲンのビートル）を丸めちゃっただけなのですが、カワイイと評判でした。

色彩キレイなガラスアート

キレイな色彩のガラス細工。いったいどうやって作るのか、立ち止まって考えてしまいます。

シュールだけどどこかコミカルです

廃墟となった事務所で電話をかける人。果たして電話はつながっているのでしょうか？どこかユーモラス。

個人的に一番お気入り

布の上にプラスチックを溶かしたようなものが付いているのですが、人が動いているように見えます。

コミックも立派なアートなんです

日本のコミック文化は香港で大人気です。

見えることは罠？

他にも映像や彫刻など様々なタイプの展示品があって、本当に飽きません。
会場は2フロアにわたり、かなり広いので、時間を取ってゆっくり回りましょう。
現地で購入する当日券はものすごく並ぶので、公式ホームページで事前に買える前売り券を購入しておくことをオススメします。

投稿者：ホンヨーカー

香港に住んで10年。今は米国と半分ずつの生活です。面白い現地の情報をお届けしています。