香港(中国)
香港で最も大騒ぎのイベントといえば、世界中から大柄で屈強のラガーマンが集まる香港セブンスでしょう。2016年のリオオリンピックで採用された7人制のラグビーの男子の国際大会です。毎年11月から5月の半年間、10ヵ国を回るうちの一つがここ香港で行われています。
香港大会は3月下旬から4月上旬の時期に開催されます。この香港セブンスが有名なのは、そのお祭り騒ぎ度合が半端じゃないところ!もともと香港はイギリス文化もあってラグビーファンが多いのも手伝ってか、国をかけての戦いに大絶叫がこだまします。
15人制と違って人数が少ないため、あまりスクラムが組まれず、パス回しや相手をステップでかわして独走するなど、スピード感あふれた展開になります。また1試合が14分と短いので、1日に何試合も見ることが可能なんです。
この時期の本香港は世界中からこれを目当てに人が集まってくるので、ホテルやエアが高くなり、観戦チケットがとにかく手に入らないんです。4万人が収容されるスタジアムで3日間行われますが、一般チケットは1/4程度といわれ、抽選になります。各企業がブースを用意していて大口顧客の接待に使いますが、この時期になると急に仲良くなる人も(私も友人の会社にお願いした一人です……)。初日は1グループ4か国の総当り予選。2日目と最終日はトーナメントが行われるのですが、その仕組みを理解していなかったので、なぜこの国同士が対戦しているのかわからくなる状態に。せっかく試合を楽しむなら多少の予習をオススメします。
そして香港セブンスが盛り上がるもうひとつの要因は、南側にあるサウススタンドに集まる仮装した観戦者たち。
大スクリーンに映し出される奇抜な仮装に場内は大騒ぎ。
ラグビーのスピード感やスリルと、仮装者の踊りがお祭り気分を盛り上げビールが山のように売れていくので、スロープがきつい上階の席はお酒を片手での観戦が禁止されています。トイレも混みますので要注意です!
昼には世界的に有名なアーティストがコンサートを行ったり、アトラクションのパレードや子供ラグビーがあったり、最終日には豪華な花火もあって、家族連れも楽しめる祭典になっています。
街にはチケットを求める人があふれ、日が近づくにつれ高額に。仮にチケットが手に入らなくても、この時期の香港はあらゆるバーでセブンスを放映していますので雰囲気を楽しむことができます。
バーが集まるセントラルのランカイフォンや湾仔(ワンチャイ)エリアは、昼から夜中までユニフォーム姿や仮装した人で大騒ぎです!
投稿者:ホンヨーカー 香港に住んで10年。今は米国と半分ずつの生活です。面白い現地の情報をお届けしています。
国名 | 香港 |
都市名(地域名) | 香港 |
イベント名(日本語) | 香港セブンス |
イベント名(現地語) | Hong Kong Sevens |
開催時期(前回開催) | 2017/04/07 ~ 09 、 2018/04/06 ~ 08 |
初回開催年 | 1976年 |
来場者人数(規模感) | 12万人 |
アクセス | MTR Hong Kong LineのCauseway Bay駅から15分 |
主催団体(名称) | 香港ラグビー協会 |
公式ホームページ | https://hksevens.com/ |
料金 | 初日350香港ドル、2日目と最終日は800香港ドル |
予約 | 2017年10月13日から2018年2月4日まで登録抽選。他には旅行会社を通じて飛行機や宿泊パックチケットの購入が可能。 |
知名度 | ★★★★☆ |
おもしろ度 | ★★★★☆ |
開催場所(主な会場) | Hong Kong Stadium |
開催場所(住所) | 55 Eastern Hospital Road, So Kon Po, Causeway Bay, Hong Kong |