太鼓に歓声！香港伝統のボートレース「香港ドラゴンボート・カーニバル」

香港（中国）

香港は南国で、海に囲まれているのでウォータースポーツが盛ん。中でもドラゴンボートレースは現地の人たちだけでなく、海外からの駐在員などにも人気で、様々な時期にいろいろな場所で行われています。

ムイオーで行われている大会

動画：準備運動をする選手たち。なんとなくマエケン体操に見えるのは気のせい？

チームスポーツはやはり迫力がありますね。
一番大きい大会が、旧暦の端午の節句のあとの週末に開催される「香港ドラゴンボート・カーニバル」。香港名所のビクトリアハーバーで行われ、日本を含む15ヵ国から160チームが参加する本格的なスポーツイベントです。

ビクトリアハーバーをボートがレースします

始まりは1976年、香港地元のチームと長崎のチームが戦ったのが始まりとか。
5月から6月にかけての香港はすでに30度を超える夏日。会場はサンミゲール・ビアフェスタも兼ねています。

盛り上がるビアフェスタ

スタンダードサイズのボートは1チーム20人で、18人がパドラー、一番前には進行方向に背を向けて太鼓をたたくドラマー、一番後ろにはかじを取る人が乗ります。ボートの長さは12メートルで、形はまさにドラゴン。

龍のボートの先端にはドラマーが乗ります

レースは金曜日が正午から17時30分までで、250メートルの距離を競うスモールボートレースが行われます。土日は8時30分から17時30分まで。土曜はスタンダードボートが500メートルを競います。
日曜日はスタンダードボートレースに加え、巨大なドラゴンボートのレースや、仮装した乗員によるファンシードレスレースなどもあり、さらに盛り上がります。

レースは結構迫力があります

ビアフェスタは11時から22時まで。ビールの早飲みやゲーム大会、音楽ライブイベントが行われます。
またファミリーゾーンも設置され、体験型のゲームやボディーペイントなど家族連れも楽しめます。

会場は人、人、人

会場は参加選手だけでなく、応援団も沢山。各チームごとにユニフォームを合わせ、カラフルな旗を立てて応援する姿は香港の風物詩です。

カナダからの選手も

投稿者：ホンヨーカー

香港に住んで10年。今は米国と半分ずつの生活です。面白い現地の情報をお届けしています。